金スマの内容のまとめ・レビュー
牧田善二先生が著者であり医学的な研究そして根拠に基づいたデータから導き出した正しい食事法を紹介しています。
食べる順・食べ合わせ・そして栄養など今までの常識を覆す内容となっています。20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方を紹介しています。糖質や中性脂肪に興味がある方は特におすすめです。
ものすごく勉強になった
今まで信じていた正しいと思っていた食生活の間違いに気づくことができました。もしかしたら食事の仕方を改善するだけでダイエットできるかもしれません。
牧田善二先生が書いた本はコレステロールの間違った理解が世間に広まっていたことなど今までの常識を覆すものなど驚きを隠せない内容となっています。
例えば卵はコレステロール値を上げてしまうと言われていますが実は一日何個食べても上がらない事が証明されています。
心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がるのでコレステロールの高い卵、海老、いくらなどは控えめに摂るように指摘されていました。
しかし牧田先生は食事によって血液中のコレステロール値を変わらない事をおっしゃっています。肝臓がコレステロールの生産量を調整する為、何をどのように食べてもコレステロールは肝臓によって量調整されるため気にする必要はないということになります。
卵は栄養食材なので1個以上とっても構わないということです。ただし卵はアレルギーやじんましんがでやすいので気をつけましょう。
三角食べはデブの元
食事の食べ方についても今まで正しいと思われた食べ方がダイエットや健康的に間違っていることも指摘しています。三角食べという食べ方をご存じでしょうか?
三角食べはご飯→おかず→味噌汁の順番で食べていく偏らずマナーが良いとされていましたが実はこの食事方法をすると体重は減っていくことはなくむしろ太りやすい体を作ってしまうそうです。
炭水化物は後に食べる。
(野菜→たんぱく質→炭水化物の順)で食べることが推奨されます。American system of nutritionの最新の研究ではたんぱく質が血糖値を下げる割合が高いそうです。
ここでのキーポイントはいかに血糖値を急激にあげない方法で食事をするかです。
野菜やタンパク質を炭水化物より先に食べることで後に摂取した炭水化物の吸収をオブラートに包み血糖値の上昇を緩やかにしたり工夫をすることで健全な食生活を実行できます。
食べ方1つで眠気が消える
甘い物を控えることも重要になってきます。なるべくお昼はコンビニなどで買わずに栄養のバランスを考えたお弁当を持参するようにしましょう。
頻繁に食べる物の糖質は把握して1日の必要摂取量(総カロリーの40%ほどにします。糖質を控えて健康管理するだけで事務職をしている会社員に襲いかかる眠気を緩和することができます。
眠気が緩和されれば午後の仕事も捗ります。
フルーツジュースは実は太りやすい
フルーツには果糖と呼ばれる太りやすい成分が入っているため気をつけなければいけません。果物はジュースにせずに食後の後に噛んでゆっくり食べることを牧田善二先生は推奨しています。
果物は食物繊維やミネラルそしてビタミンCなどをしっかりとることに意味があります。
なのでその豊富な果物の栄養素を摂りたいが為にジュースにして食事と一緒に飲むことは避けた方がよさそうです。
もしヘルシーな食事をするのであれば置き換えダイエットとしてのスムージーなどの方がいいでしょう。
油抜きは良くない
皆さんは脂肪と聞くとあまり良いイメージを持たないのではないでしょうか?
確かに脂肪は体内で余ると過酸化脂質を引き起こしガンや老化そして動脈硬化などの病気を引き起こしてしまう可能性が危惧されています。
しかし脂質はある程度人の体内には必要不可欠なのです。油の中に含まれている脂質によって体の代謝を活性化します。
必須脂肪酸と呼ばれる人間の体では作り出すことができない脂肪酸は体内の脂肪を燃やす働きをしています。
もし油を摂るのであれば非常に酸化しにくいオリーブオイルがいいとされています。
そしてもう1つ油に関する太りにくい実験があります。
糖質である米のコーティングによりチャーハンは実は太りにく食事とされています。
白米とチャーハンを食べた後の血糖値を比較すると白米が170代に対してチャーハンは140代と一目瞭然です。なので以外にチャーハンは白米より健康的と言えます。
抜け毛予防にわかめは意味がない
男性が気にする髪の毛の99パーセントはケラチンというたんぱく質でできています。わかめにはそのケラチンが含まれておらず意味がないということです。
髪の毛を増やすにはタンパク質は亜鉛そしてビタミンBが多い食事を摂るように心がけることが大切です。
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美容の為にコラーゲンを摂るのは意味がない
コラーゲンは細胞と細胞の間のクッションの役割をしています。消化され全てアミノ酸に変わってしまいます。
なのでコラーゲン豊富な食べ物や飲み物を摂取したところで意味がないとされてきました。
しかしながら最近ではコラーゲンの分子構造を変えたコラーゲンペプチドを配合したサプリやドリンクが開発されました。
コラーゲンペプチドを線維芽細胞の機能を向上させる鰻に含まれるビタミンAやレモンに含まれるビタミンCそして大豆に含まれるイソフラボンをなどと一緒に摂ることで体内にコラーゲンが生成されるという認識が最新の医療情報です。
ファンケルのコラーゲンペプチドが皮膚に届くことを確認を見ていただければと思います。
人間の体にあるコラーゲンは全て体内で作られたものです。線維芽細胞がコラーゲンの元となるためビタミンAとビタミンCを積極的に摂ることが重要です。
コラーゲンを歴史的経緯で話をまとめるとコラーゲンは肌にいい→コラーゲン豊富な食べ物が人気に→医学的にコラーゲンの経口摂取は意味がないと分かる→コラーゲンペプチドの開発→コラーゲンペプチドと線維芽細胞を活性化させるビタミンAやビタミンCを一緒に摂ると体内でコラーゲンが生成されやすい(現在)となっています。
コラーゲンに関するより詳しい記事を読みたい方はこちら▼
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コラーゲンとコラーゲンペプチド違いと効果・特徴
Anastasiaこんにちは、最近肌の潤いが足りない様な気がしました。肌の潤いと言えばコラーゲンですね。 あのプルプル感が堪らないコラーゲン!ぜひとも体にコラーゲンを取り入れたいニャンカボにゃん コラ ...
同じ食べ物でも食べ方で血糖値が変わる!!
実は全く同じ食べ物でも温度や焼き加減そして食べ物の組み合わせによって太りにくくなる場合があります。
【温かい】と【冷たい】太りにくいのはどちらか?
ごはんの場合
太りにくいのは実は冷えたおにぎりなんです。難消化性デンプンに変化するため消化に時間がかかりますので太りにくいとされています。
パンの場合
焼いた食パンか焼かない食パンかで比較すると焼いたパンの方が太りにくいそうです。難消化デンプンが増えるのは焼いたパンの方が多くなるということだそうです。
ラーメンの太りにくい食べ方
血糖値の急上昇を防ぐ食材であるチャーシューそして野菜そして最後に麺を摂ることが太りにくいラーメンの食べ方だそうです。
炭水化物とワインは健康的な相性が良い
ワインが効果的ワインは血糖値を下げるそうです。パンだけの食事とパンとワインの食事では後者の方が明らかに太りにく結果がでています。
赤色の成分であるタンニンは糖の吸収を抑えて血糖値を下げます。白ワインに含まれる酒石酸の結晶も糖の吸収を下げるため血糖値を抑えることができます。
糖質が多い食べ物はAGEを増加させる
体内にあるたんぱく質や脂質がブドウ糖と結合するとAGEが発生してこれが老化現象を引き起こすと言われています。
端的に言えば体内にあるたんぱく質の70%がコラーゲンで構成されており、このコラーゲンは3本の繊維からできており、収縮することで弾力性を保ちます。ここにAGEがくっつくと弾力性が失われてシワやシミができやすくなります。
抗酸化作用を持つ食事や化粧品を使いこのAGEを減少させることができます。
まとめ
先生の最後のコメントはとても印象的でした。摂取カロリーの量で太る・太らないは考えない方が言いという意見でした。
食事の摂り方そして今まで信じていた食べ物にまつわる栄養的な勘違いなど非常に面白い内容でした。食べ物をいろんな視点で考えると面白いですね。
例え【大根おろし】と【しらす】は栄養学的にはNGだそうでしらすには人間の体内で作り出すことができない必須アミノ酸リジンが含まれており大根おろしはその吸収を阻害してしまいます。
栄養や食事法など牧田善二先生が書いた本を読めば新たな発見があることでしょう。